「暑さも寒さも彼岸まで」の言葉通り、暑さも遠のき心地よく過ごせる季節になってきました。道を歩きながら小さな秋を見つけると、ふと秋の童謡を口ずさみたくなりませんか♪
歌っていると自然の情景を歌詞にした曲がたくさんあることに気づかされます。私たちは、幼い頃から歌を歌いながら、自然に寄り添う暮らしを身につけてきたのかもしれませんね。
さて、前回のMAGAZINEで「緑からシックな茶色へ…季節の移ろいを楽しむ」と題して、秋の風景をお部屋のなかにも取り入れて楽しめるシンプルな秋のリース作りをご紹介しました。今回は引き続きリースのお話です。
“出来上がったリース+小物アレンジのすすめ”です。ひと手間加えるだけで、ご自宅のインテリアコーディネートがワンランクアップします!リース用の花材が少ない時の補い術にもなります。
作り方は実にシンプル。リースにリボンを結んだり天然素材をふわっと被せたりするだけ!
秋の歌を口ずさみながらできそうですね♪
【作り方のポイント】
・お部屋のイメージに合わせて、色や素材・サイズを選びましょう。
リースの花材が自然のものなので、天然素材の方がしっくりと馴染みます。
〈リボンや布を結ぶデザイン〉
●左:リースと似た色味の細めのサテンリボンを使って・・・さりげなさがシンプルなお部屋に合います。
●中:秋色(カーキ)のリネンを太目にカットしてワンポイントに・・・リースにボリュームを出したい時にもおすすめです。ナチュラルな雰囲気のお部屋やショップにも似合います。
●右:リネン(ブルー)とコットン(ホワイト)で、ユーカリリースのクールなイメージに合わせて・・・フレンチスタイルやシックなお部屋に。
■リボンのつけ方
リースに対して、中心ではなく、やや斜め上か斜め下にずらした方が、ナチュラルで抜け感がでます。 もちろん好みの位置でも、隙間がある箇所があれば、そこでもいいでしょう。
リボンはリースを挟んで長さをずらして二つ折りにし、2重に巻いた後、固結びかリボン結びにするのがベストです。
ギュッきつく締めず、解けない程度にふんわりと結びましょう。
<色々な素材を結ぶデザイン>
●左:ラフィア(ヤシ系の植物の葉)の束を贅沢使い・・・写真のリースは銀葉グミの蔓だけをくるくる巻いた一年前のもの。地味目なリースもフューシャピンクのラフィアをたっぷり結んで色をつけると、インテリアのワンポイントに。
●中:布を裂いてリボン代わりに着飾って・・・写真の布は、昔ネパールで購入したサリー用の生地です。フォークロアーテイストのお部屋やお店などに。
出番のない布物など、お持ちであれば、この様にリボン代わりに利用してみるのはいかがでしょう。その時の思い出も一緒に飾れますよね。
●左:ジュートファイバー(麻の繊維)をリースにふんわりのせて・・・落ちない様に、所々花材に絡めます。全体でもいいですが、濃淡つけて被せた方が自然な風合いに仕上がります。霧の中にあるような幻想的な雰囲気に。ギフトにもおすすめです。
*ご紹介したラフィアやジュートファイバーは、色々なオンラインショップでも手軽に購入できる素材です。
いかがでしょうか?
インテリアに合わせてリースにプラスワン・コーディネートすると、今までのリースのイメージから幅が広がり、楽しさも増します。
ご自身で花材を用意するとなると、手に入らない花材があったり、予算もあったりしますよね。そんな時、お手持ちの素材を使って一工夫するアレンジ術、ぜひ活用してみてください。
クリスマスシーズンに入る頃、またリースのお話をしたいと思いますので、お楽しみに!