9月も半ば、二十四節気では白露(はくろ)といい、夜間の気温が下がり、草花や木に朝露が宿り始める時期をさします。もうそこまで秋がきている気配がしますね。一足先に梨や栗の美味しそうなデザートに目移りしてしまいます☆
そして、秋になると紅葉も楽しみの一つ。字のごとく、こんなにも色ずく葉っぱを愛でる時期は他にはないでしょう。朝露で白く光る瑞々しい草花、紅葉…植物の自然の美しさ、力強さを葉っぱは表現してくれます。
そんな思いも込めて、今回は葉っぱの小物(お皿)でお花を楽しむ提案です。
食卓にはもちろんですが、生花が無い時でも、花のある暮らしに自然の景色を醸し出してくれます。
お部屋のインテリアとして、そのまま飾ってもよいですし、花を生けた後何か物足りなく感じたり、ヨーロッパ風にオシャレに着飾りたい・・・そんな願いをかなえてくれるかもしれません。
今回ご紹介するシリーズは、自然をオマージュした美しい形が特徴。葉っぱの形や大きなど何種類ありますが、今回は、使いやすく人気のある2品です。
【アルケミルリーフのお皿】(写真上段)
生花では初夏に咲くアルケミラ・モリス。その葉に似せた、やわらかいハート型をした葉っぱの形のお皿。
葉っぱのみずみずしい感じが、ガラス質の釉薬で伝わってきます。
色名「フォレ(森)」は見た目の通り深みのあるこっくりとした緑色。これからの季節、外でのティータイムも楽しそうです。食卓にはもちろん、秋色の装花の引き立て役になります。
【ハイドランジア(アジサイ)のお皿】(写真下段)
梅雨の時期に愛でる花、アジサイ。その葉っぱの特徴でもある、淵のぎざぎざがリアルに表現されています。
色は、明るい緑の「トマテ」(トマトの葉っぱの色)、濃い緑の「フォレ」。葉っぱの形とあいまって、森林浴をしているような気持ちになります。
形はユニークですが、しっかりものをのせられる大きさで2サイズあります。朝食プレートやお客様用に個包装のお菓子をのせてお出ししても、まるで葉っぱで包んだように見えてかわいらしく、おすすめです。
小物を置いてもさまになります。
【おすすめの使い方】
ここでは、お花とのコーディネートをいくつかご紹介します。
〇花器のコースターとして
MAGAZINEでもこれまで何点か掲載していますが、プラスワンコーディネートに最適です!リーフプレートを花瓶の下に敷くだけで、魔法がかかったように、森や草原にいるような自然な空気感が漂ってきます。
飾るお花の色味や、使う花器の素材によってプレートの色も変えてみましょう。
フォレは、重厚感あるものや秋色など濃い目の色味の花がおすすめ。
トマテは、若葉色にも似てるので、明るい色味やパステル調の花と相性がよいかもしれません。
〇ドライフラワーとフルーツのマリアージュアレンジメント
プレートの用途を思う存分利用してみましょう。生花でもよいですが、ドライフラワーの方が水落せず、フルーツとアレンジしやすいです。先ずは、フルーツから盛り付けていきましょう。
その隙間に、ドライフラワーを挿していきます。今が旬のグリーンアナベルなどアジサイを使うと、形が作りやすいですよ。
シンプルに、リーフプレートの色に合わせて、同系色に絞ったフルーツやハーブなどを添えるだけでも、食卓が彩りますね。
〇これからのシーズンイベントにお菓子の盛り付け
ケーキやクッキーなどを盛り付けて、お花とテーブルコーディネートはいかがでしょう。森の中にいるような優雅なひと時を演出できます。
【当記事のリーフプレートについて】
ポルトガルの食器COSTA NOVA/RIVIERAシリーズ。
前回の花器「ディアボロ」でもご紹介した、フランスのフラワーアーティストのクリスチャン・トルチュによるプロデュースです。 フランスとイタリアの間にある地中海のリゾート地、光あふれるリヴィエラの自然にインスパイアされて生まれました。
リヴィエラの自然の中にある色や形、
太陽の光をあびたのびやかな自然の美しさを、
クリスチャン・トルチュならではの感性で食器として表現しています。
他にもユニークな形のリーフプレートや食器がありますので、順次ご紹介いたします。お楽しみに☆
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