10月の半ば、二十四節気では寒露(かんろ)といい、野草に冷たい露がやどり、秋もいよいよ本番になることを告げています。また日本でもすっかり定番の行事になったハロウィンの月。街中はパンプキンカラーの装飾で賑わってきました。元々のハロウィンの起源は、古代ケルト民族が行っていた秋の収穫を祝うとともに悪霊を追い払う宗教儀式「サヴィン祭」であるといわれています。日本のお盆に似た風習のようです。
実りの秋♪収穫の秋♪花の世界でも様々な実物が出始めています。
植物の自然の美しさは、春夏秋冬様々な姿で私たちを魅了してくれますね。
前回は、花ではなく葉っぱの小物でお花を楽しむご提案をしましたが、今回はその続編です。使いやすい小ぶりのリーフプレートのご紹介と実物や野草・蔓を使って、シックなオトナのハロウィンコーディネート術です。
食卓にはもちろんですが、生花が無い時でも、花のある暮らしに季節感あるの景色を添えてくれることでしょう。
【ローレルリーフ】
すっきりしたローレル(月桂樹)の葉っぱの形をしたお皿。
アレンジで余った草花を置いたり、実物を並べたり、遊び心をくすぐられます。
お茶の時間に、お砂糖とスプーンを入れるのにちょうどいい大きさです。細長いものや、小さいものをちょっと入れるたいときにも便利。
【ディップディッシュ】
丸みを帯びた葉っぱの形をしたお皿。
小花を浮かべたり、実物を盛ったり、小さなアレンジもできます。
お菓子やお料理に添えるディップ入れとしても。
どれも葉脈まで入って、本物の葉っぱのよう。 葉っぱのみずみずしい感じが、ガラス質の釉薬で伝わってきます。
一枚一枚表情が異なり、オンリーワンの特別感も味会えますよ。
プレートの色は各種2色ずつ揃っています。前回と同様、「トマテ」は、名前のごとくトマトの葉っぱの色。青々とした緑はどんな色とでも相性がよいでしょう。
「フォレ」は深い緑で森林浴をしているかのようです。
そしてリビエラの定番色「ヴェール・フレ」は、新緑の意味通り、やわらかな若葉の色あいです。
【リーフプレートの楽しみ方】
〇テーブルコーディネートに最適
ハロウィンの象徴でもあるカボチャ。オレンジ色のカボチャを想像しますが、近年装飾用のカボチャは様々な色があります。今回は、秋の始まりをイメージして緑からオレンジへ移ろいゆく抑え目の色彩で。静寂なオトナのハロウィンを表現するため、アイボリーとこっくりとした深緑のカボチャをご用意しました。リーフプレートのグリーンとも調和がとれ、野草や実物たちを引き立ててくれます。
水がいらないお手軽なテーブルコーディネートのご提案です。
☆飾り方
<使用した花材(リーフプレートはお好みで)>
カボチャ(もちろんオレンジ色など手に入るもので十分です)、実物(今回はノバラ)、蔓系の葉物、キャンドルなどあれば
1.カボチャをウエーブ状に並べます。
2.蔓系の葉物をウエーブのラインに這うように添わせて、その上から実物をそえます。
3.今回ご紹介するリーフプレートを並べます。葉っぱの下から顔をだしたり、実物をおいたりして、植物と馴染ませましょう。
キャンドルやグラスなど他の小物もあれば並べても良いですね。
お庭で食事をしているような、自然な空気感が漂いませんか。頑張りすぎない自然との調和を意識したスタイリングです。
〇お花の装飾にプラスワンコーディネート
2つ目は、ハロウィンのバスケットアレンジメントにリーフプレートを落ち葉に見立てて空間を広げます。花瓶生けやアレンジメントだけをぽつんと飾るより、自然の世界観も広がってゆきます。
花材であるオレンジのピンクッションは、フォルムもユニークでこの時期人気なネイティブフラワー。アクセント付におすすめです。
☆バスケットアレンジメントの作り方
<使用した花材と資材>
ピンクッション、シンフォリカリポス、ノバラ、野草、カボチャ
バスケット、吸水性スポンジ
1.バスケットの半分くらいの大きさにカットした、吸水性スポンジ(水漏れ防止のためにビニール袋に入れます)を片方にセットします。
2.カボチャをバスケットの隙間に配置します。
3.ピンクッション→野草→実物の順に吸水性スポンジに挿していきましょう。
4.スポンジ隠しに、カボチャを置きます。
5.リースプレートを並べ、余った花材や落ちた実物を添えてみましょう。
*メイン花材が無くても(写真右下)…かぼちゃと野草・実物だけの野畑アレンジメントのできあがり。バスケットに無造作に詰めて楽しんでみましょう。
〇前回のリーフプレートとの相性も抜群。これからのシーズンイベンのテーブルコーディネートに活躍しそうなアイテムです。
【当記事のリーフプレートについて】
ポルトガルの食器COSTA NOVA/RIVIERAシリーズ。
前回の花器「ディアボロ」でもご紹介した、フランスのフラワーアーティストのクリスチャン・トルチュによるプロデュースです。 フランスとイタリアの間にある地中海のリゾート地、光あふれるリヴィエラの自然にインスパイアされて生まれました。
リヴィエラの自然の中にある色や形、
太陽の光をあびたのびやかな自然の美しさを、
クリスチャン・トルチュならではの感性で食器として表現しています。
当社のこちらサイトでも一部商品を取り扱っております。(楽天市場に移動します)