立春が過ぎ、暦の上では春のはじまり。花市場やお花屋さんでは、一足早く春爛漫な雰囲気が漂っています☆
その中でも主役に君臨するのがふわふわ春らしいお花のラナンキュラスです。その魅力を前回に引き続きお話していきましょう。
ラナンキュラスは約500種類以上の品種があり、年々品種改良が進み、珍しい品種が次々登場しています。ラックスシリーズやモロッコシリーズなど、人気品種がシリーズ化した品種群があることも特徴の一つです。
「これもラナンキュラス?」という見た目のものもあり、まさに進化中のお花ともいえるでしょう。
今回はその種類の中から人気の高い品種(品種シリーズ)をご紹介します。
これから3月頃までが最盛期!一年の中で旬は短く、限られた期間です。
花を通して季節を感じ、一周回って同じ季節にまた思い出す。お花は季節の案内人かもしれませんね。
バリエーション豊かなラナンキュラス☆自分好みの記憶に残るような種類を見つけてみませんか。
a:スタンダード…花びらがたっぷり重なり、ふんわりロマンチックな雰囲気。花色も大きさも豊富で、「ラナンキュラス」といえば、この花姿を想像する方が多いのではないでしょうか。
b:アニマルシリーズ…個性的でキュートな花姿の品種には動物の名前のものがあります。写真は「アニマルライオン」。ライオンのたてがみを彷彿させるようなグリーンの花びらのフォルムがかっこいい品種。その他に、「ゼブラ」「ターキー」などがあります。
花びらを触ると花というより、葉のような質感のグリーン系の品種が多いのも魅力的ですね。
C:ポンポンシリーズ…フリルのような花びらが重なり、丸みのある可愛らしい花姿。単色もありますが、グリーンとピンク、グリーンと白などの複色で咲く品種が人気です。珍しいお花が好きな方にもおすすめです。
d:シャルロット…アネモネ咲の品種で、薄く重なった花びらの縁がひらひらと波打ち美しく、一輪でも存在感は抜群。「変わり咲のラナンキュラスの女王」と呼ばれるほど。さまざまなシーンに活躍する逸品です。
e:フェスティバルシリーズ…八重咲の白系品種が多く、開花すると花の中心が緑色に変化します。また、花が開くのは日の当たる日中のみで、暗くなると花が閉じるのも大きな特徴です。昼と夜の雰囲気の違いを楽しめるのもよいですね。
f:モロッコシリーズ…黒くて大きな雌しべが目立ち、花びらは縮れているものや、かなり多弁のものなどエキゾチックな花姿。シックでアンティークな花色が多く、ミステリアスな雰囲気を持つモロッコシリーズは数多くのファンがいます。
g:ラックスシリーズ…花びらにワックスをかけたような艶があり、光が当たるとことでキラキラ輝きます☆ニュアンスカラーが多く、やわらかい雰囲気作りにも最適。スプレー咲きなので、1本の花から切り分けて楽しめ、徐々に蕾も咲いてくれるので、長く楽しめる品種です。
h:希少品種…例えば「ラネモヌ」。名前から想像できるように、ラナンキュラスとアネモネの掛け合わせ。ヒマワリにも似ていてなんとも魅力的。品種改良が目覚ましいので、レアな品種に出会えるとなんだかラッキーな気持ちになりますね☆
【飾り方のバリエーション】
(写真上段左より)
・一輪を愛でる。香水瓶など、お気に入りの雑貨を器に見立てインテリアの一部に。
・一種類とグリーンでシンプルに。
ラックスシリーズはスプレー咲なので数本でもボリュームがでるのでおすすめです。
・季節の草花とブーケ風にアレンジ。(kumpu定期便のお花です)
・同系色でまとめる。個性的な変り咲の品種でも他の花と馴染みます。
(写真上段左より)
・旬な枝物と合わせる。これからが旬なミモザとの相性も抜群です。
・広い空間には巨大輪のラナンキュラスもおすすめ。ラグジュアリーな空間に華をそえます。
・お店のディスプレーにも☆春爛漫な雰囲気が広がることでしょう。